コロナで難易度アップした社内コミュニケーション。解決の3つのポイントとは?

コロナ禍でリモート化が一気に進んだことで、様々なことが変化しました。

コミュニケーションの取り方についても、これまでと大きく変わりつつあります。

文字ベースでのコミュニケーションが多くなり、直接会って、コミュニケーションを取る機会が少なくなったのではないでしょうか。

今回は、コミュニケーションの量とパフォーマンスの関係について解説します。

2つのコミュニケーションがある

そもそも、コミュニケーションには、2つのタイプがあります。1つは社会的・感情的なことについて、もう1つは、仕事や会社・組織についてです。

社会的・感情的コミュニケーションは、人間関係の維持においてとても大切なポイントでもあります。

また、仕事や会社・組織に関するコミュニケーションは、組織へのコミットメントが増加することが明らかになっています。

コミュニケーションは組織におけるコミットメントに影響する

コミュニケーション量や質は、組織におけるコミットメントへ影響します。

社会的・感情的なコミュニケーションは、仕事において間接的に影響しています。

また、社会的で感情的なコミュニケーションは、人としてのコミュニケーションで、感情や興味関心、考え方や価値観、個人的な目標などに影響します。

後者の、社会的で感情的なコミュニケーション、つまり、人としてのコミュニケーションは、人の感情的なニーズを満たします。そのことにより、ファミリーのような感覚をもって仕事ができるようになるため、お互いへの興味関心が増したり、気づきの機会が増えることで、組織の結果も変わってきます。

こうした一連の流れはコミットメントを高めることにもつながります。

一方で、コロナ禍においては、文字ベースでのコミュニケーションやオンラインでのコミュニケーションが増えることで、社会的・感情的なコミュニケーションが少なくなったという課題があります。

リモートワークでは、コミュニケーションを増やすことは大切

リモートワークでコミュニケーションが減ってしまうからこそ、コミュニケーションを増やす機会をつくることはとても大切です。

もちろん、仕事上のコミュニケーションは欠かせませんが、社会的で感情的なコミュニケーションを増やすことがコミットメントを高めるので、チームワークにもつながり結果的にパフォーマンスも高まります。

下記ではリモートワークでコミュニケーションを増やすアイデアを紹介します。

リモートワークでコミュニケーションを増やす3つの方法

ここでは、リモートワークで使えるコミュニケーション3つの方法について紹介します。

雑談としても使えるビデオ会議

雑談としてビデオ会議を使うことはとても効果的です。オンライン飲み会などは、緊急事態宣言下で流行にもなりましたが、雑談を増やすうえではとても効果的です。ビデオをオンにして、お互いの顔をみて話すことで、表情や声のトーンなどが相手へ伝わるため、効果的なコミュニケーションが可能です。

人のコミュニケーションは、視覚情報や聴覚情報が93%を占めていて、何を話しているのかという言語情報はわずか7%しか占めていません。

ZoomやSkypeなどでビデオ通話や会議をする上では、ビデオをオンにして実施したほうが相手とのミスコミュニケーションが少なくなります。

また、ある程度アジェンダを決めて実施して時間を決めた方が、効果的に雑談の場として活用できます。

仕事上のコミュニケーションは分かりやすさを重視

仕事上のコミュニケーションをチャット上で実施する場合には、分かりやすく相手に伝わる文章にする必要があります。

一度、話をブレスト的に書き出してみてから流れを整理して相手へ伝えられるとよいでしょう。チャットでのコミュニケーションは気軽に出来る一方で、数が多くなってしまうと、読む側へ負担をかけてしまうことにもなります。

チャット上で仕事のコミュニケーションをするためには、話を整理して相手へ伝えられるようにしましょう。もちろん、最初から完璧にできる人はいないので、お互いにコミュニケーション方法については議論することも必要かもしれませんね。

コミュニケーションは出来る限りポジティブにしよう

コミュニケーションは出来る限りポジティブな会話になるよう心がけましょう。なぜならば、電話やチャットなどの相手の視覚・聴覚情報が分からないと、極端な受け取り方をしがちだからです。

一般的に人は相手の欠点などへ目が向きやすい生き物です。特に上司や仕事ができる人からすると、部下や後輩などはできないことが目につきやすく、指摘ばかりのコミュニケーションになりがちです。

この点は、リモートワークでは顕著に表れやすく、相手のやる気や自己肯定感を削いでしまうため、パフォーマンスの低下につながってしまいます。

できるだけポジティブな会話にするためにも、3:1~5:1(ポジティブ:ネガティブ)の割合でコミュニケーションができると円滑なコミュニケーションができることが心理学領域では明らかにされています。

相手へ指摘する時には、サンドイッチのように、ポジティブな会話の間に指摘などを混ぜることで、効果的なコミュニケーションが可能です。

まとめ

コミュニケーションには社会的・感情的なコミュニケーションと、仕事上のコミュニケーションの2種類があります。

とくに社会的・感情的なコミュニケーションは、仕事におけるコミットメントや、仕事上のコミュニケーションにもつながる大切なポイントです。

しかしリモートワーク状況下では、仕事上のコミュニケーションに偏りがちなので、意図的に雑談などの機会を設けることが大切です。

ビデオ会議などで雑談の場を設けたり、仕事上のコミュニケーションをするときには、相手へ伝わるような文章でメッセージを送ったりすることが大切です。

また、コミュニケーションは出来る限りポジティブなコミュニケーションを取れるように心がけると効果的です。

これを機会に、リモートワークでのコミュニケーションについて考えてみてはいかがでしょうか。

最後に。

もし、今回の記事を読んでRASHISAと働きたいと思ってくださった企業様やRASHISAで働きたいと思ってくださった虐待サバイバーの方がいらっしゃいましたら、お気軽にこちらからお問い合わせくださいませ。

上記に当てはまらずとも、RASHISAに関心がある方はご連絡いただけると嬉しいです。

参考文献

Wang Yan and Pallas Josef(2011). The Role of Communication in Enhancing Employees’ Organizational Commitment: Exploring the Relationship between Social-emotional-oriented Communication, Work-oriented Communication and Organizational Commitment in China

この記事を書いた人

後藤晃一

◉名前
後藤晃一

◉所属
CoGno 代表
株式会社RASHISA
NPO法人スポーツコーチング・イニシアチブ
NPO法人Compassion

◉出身
岐阜県

◉経歴
東海大学体育学部競技スポーツ学科
東海大学体育学研究科体育学専攻
大学生弓道部メンタルトレーニングコーチ
中学生野球チームメンタルトレーニングコーチ
Association for Applied Sport Psychology
日本スポーツ心理学会

◉趣味・特技
ボディメイキング(フィジーク)
スポーツ全般(サッカー・テニスetc...)
アウトドアスポーツ(スキー・ラフティングetc...)

◉自己紹介文
「人の可能性が高まる社会へ」という想いで「競争を競創へ」というコンセプトのもと、スポーツ&パフォーマンス心理学の知見を活かした活動をしています。
研究テーマとしては「マインドセット」で人が可能性を高められる考え方をいかに育むのかを科学的な方法で開発中。