機能不全家族の特徴とは?子供との関り方に悩み・苦しみを感じている人へ

子育てをしていると、我が子との関わり方に悩むことがありますよね。小さい頃はイヤイヤ期、大きくなったら思春期など、子供の成長によって親子の関わり方は変化していきます。

しかし、子供との接し方に悩んだり苦しい気持ちになる原因はそれだけでしょうか?もしかしたらその原因は、「機能不全家族」で育ったあなたの生い立ちによるものかもしれません。

この記事では、子どもとの関わり方に悩みや苦しみを感じている人に、機能不全家族について紹介します。

機能不全家族が今の子供との関りの悩みにもなっている可能性がある

機能不全家族で育ったという生い立ちが、今のあなたが抱える子育ての悩み、苦しみ、そして生きづらさにつながっている可能性があります。

子どもを育てることは、親自身を育てるということでもあるという意味もあります。「育児は育自」という言葉があるように、子供を通して自分自身と向き合うことが子育てでもあります。

子どもを育てる親にとって子育てのヒントを得る時には、育児の壁にぶつかるたびに、自分がどのように育てられたのか過去を振り返ることがありますよね。

そのとき、「あのときはこうしてほしかった」、「あんなことを言われて本当は悲しかった」などとモヤモヤしたり、「たたかれるのが怖かった」というつらい記憶がよみがえることがあるかもしれません。

このように、自分自身が育てられたやり方にヒントを求めることによって親になった自分が育ってきた家庭環境にヒントを求めてしまうがゆえに、親としての生い立ちが、子供との関わり方について悩んでしまう原因につながっている可能性があります。

機能不全家族の特徴は子供が子供らしく生きられないこと

機能不全家族にはさまざまなタイプがあります。そして、機能不全家族の状態に陥ってしまうと、子供が子供らしく生きられないといった弊害があります。

なぜなら、機能不全家族で育った子供たちは親の機嫌を伺うことが多いので、子供が自分らしい振る舞いをすることが出来ないからです。

では、機能不全家族にはいったいどのようなタイプがあるのでしょうか。ここでは機能不全家族の特徴について詳しく解説していきます。

機能不全家族のタイプは大きく分けて8つあります。

機能不全家族の特徴的なタイプ①:親の過干渉・不干渉

機能不全家族に多く見られる特徴のタイプとしては、親子の距離感が適切ではないことがあります。

親との距離感が極端に近かったり遠かったりすることで、子供の心に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

たとえば、子供の友達関係に介入、進路や就職先を限定するなどといった過干渉があります。彼らは子供に自らの願望や価値観を押し付けることで「子供が幸せになるため」だと信じています。また、子供は自分を良く見せるためのアクセサリーだと思っている親もいて、親の子供に対する期待が、過干渉による極端な親子の距離感を生み出していまっているケースがあります。

そして、反対に子供に一切の関心を持たない不干渉な親もいて、機能不全家族の特徴的なタイプとして挙げられます。

機能不全家族の特徴的なタイプ②:親子による共依存関係

機能不全家族の特徴的なタイプの中には、親子が互いに依存し合う「共依存関係」も多く見られます。

共依存関係とは、「親の過干渉によって、子供自身で物事を判断することが難しくなることで親に判断してもらうようになり、親もまた、子供に依存する」という減少です。共依存関係に親子が陥ってしまうことで、子供は自立するタイミングを失い、親も子供に執着することで、共依存関係になる場合があります。

機能不全家族の特徴的なタイプ③:子供への条件付きの愛情

機能不全家族の親の中には、「子供を大切に思っている」、「愛情を持って育てている」と思っている人は多いです。

しかし、その愛情は「親の望み通りに育っている」などといった親の一方的な「条件付きの愛情」であることもあります。子どもへの条件付きの愛情を持っている親は、親が一方的に条件付きの愛情を注いでいることに気づいていない場合が多いです。

子供が自分にとって気に入らないことや、都合の悪いことをすると、急に冷たい態度を取ったり無視をします。親に冷たい態度を取られた子供は親の顔色や機嫌を伺うようになり親から嫌われないようにします。親に嫌われないようにするために、子供は親に合わせて振る舞うようになり、自分の価値観や好き嫌いが分からなくなってしまいます。

機能不全家族の特徴的なタイプ④:家庭が常に緊張状態

機能不全家族の特徴的なタイプとして、家庭が常に緊張状態にあることがあります。これは、子どもが親の機嫌を伺うことで子どもがストレスを抱えてしまうことが原因の場合が多いです。

子どもの言動で親の機嫌が良くなったり、反対に不機嫌になったりすることで子どもが親の顔をみて生活するようになってしまいます。

このような家庭では親の気分によって家庭内のルールが変わることが多いので、子供は混乱し、常に気を張った状態になってしまいます。

機能不全家族の特徴的なタイプ⑤:親による役割放棄

機能不全家族の特徴的なタイプ5つ目としては、親が役割を放棄してしまうことが挙げられます。

機能不全家族の中には、親が病気や精神疾患(共依存やうつ病など)を抱えていて仕事や家事、育児をすることが困難なケースがあります。

こういった家庭の場合、外から家庭の問題に気付くことが難しいことが多いため、地域や行政などによる援助を受けにくいのです。

病気である母親の代わりに姉や兄が小さな兄弟の面倒を見たり、家事をするというものです。生活するためには子供が親の役割を引き受けるしかありません。

このように家事や育児が困難な親の子供子どもが親の役割を引き受けることになってしまいます。

また、男女の性別差によって労働や家事の役割を押し付けられるケースもあります。

機能不全家族の特徴的なタイプ⑥:褒めることが少ない

機能不全家族で多く見られる特徴として、親の子供に対する褒め言葉が極端に少ないといった場合もあります。親の希望や願望を子供に押し付け、それに沿わないと過剰に叱責(しっせき)します。

しかし、いざ親の希望に応えると「当たり前だ」と冷たく突き返されたり、「もっと出来るはずだ」と子供にさらなる努力を強いたりすることが多いのです。

すると子供は親の期待に応えようと頑張り続け心身に負担がかかったり、反対にやる気を失ってしまうことで無気力状態になってしまうことがあります。

機能不全家族の特徴的なタイプ⑦:兄弟や友達と比較される

機能不全家族の特徴的なタイプとして、兄弟や友達との比較をするということもあります。

たとえば、「お姉ちゃんはかわいいのに、あなたはそうでもないね」、「お友達の〇〇くんはお勉強出来るのに」といった容姿や勉強面の比較をする親が多いようです。

彼らはこのように子供同士を比較することで子供の自尊心を傷付けたり、競争心を煽ることによって親自身が抱えている不安を解消しようとしているのです。

また、他の兄弟だけ優遇されて自分だけが無視されるなどといったケースも多いようです。

機能不全家族の特徴的なタイプ⑧:身体的・精神的虐待

機能不全家族の特徴的なタイプの最後としては、身体的・精神的虐待があります。

殴るや蹴るといった身体的な虐待や、物を投げたり壊したりすることは、物理的な虐待にあたります。

また、親が気に入らないからと無視をしたり、「産まなければ良かった」などの存在を否定する言葉や暴言を浴びせることは精神的虐待にあたります。

ご飯を与えなかったり、お風呂に入れないなどといった子供の身の回りのお世話を放棄するネグレクト(育児放棄)もあります。

機能不全家族の特徴的なタイプは混在していることが多い

機能不全家族のタイプはたくさんありますがほとんどの家庭がさまざまなタイプの問題が混在していることが多いです。

機能不全家族の多くは、子供を育てる親自身が問題を抱えているケースが多く見られます。それは病気や精神疾患など、家庭により事情はさまざまです。しかし、そのような問題は外から見ると大変分かりづらく地域や行政などの援助が受けにくいため、結果的に子供が家庭環境による影響を受けてしまうことになるのです。

機能不全家族は生きづらさや親としての子育てへ影響する

機能不全家族で育ったことで、生きづらさを抱えたり子育てに影響が出てくることがあります。なぜなら、不安定な環境で育った子供の心身が健全に育つことは、とても難しいことだからです。

こういった環境にずっといることで、「AC(アダルトチルドレン)」になってしまう可能性があるのです。たとえば、親だけでなく他人の顔色も気になるようになったり、友達や職場の人間と適切な距離感が保てない、自分の子供にどう接すればいいのか分からない、自分のことが分からないなどといった悩みがあることが多いです。

このように、機能不全家族で育ったことがさまざまな問題を引き起こし生きづらさや子育ての悩みにつながるのです。

親としての自分を見つけることが子育てを充実させる第一歩

子どもを持つ親でも生きづらさや子育ての悩みを解消するためには具体的にどうすればいいのでしょうか。第一歩として、「自分を見つける」ということがとても大切です。

なぜなら、機能不全家族で育った人の多くが「自分自身のことがよく分からない」といった感覚を持っているからです。過去と向き合い、自分が何に対して傷付いてきたのか。嫌だったこと、嬉しかったことなど「自分自身」が感じたことをそのまま受け止めることが苦手な人が多いのです。

ここで大切なこととしては自身の一番の理解者は自分自身であることです。

本を読んで知識を身に付けたり、カウンセリングを受けて自分の過去と向き合うことは、自身が抱えている生きづらさや子育ての悩みの解決につながりがりやすいでしょう。

自分を見つけられると、今後の人生がより充実してくるのではないでしょうか。

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まとめ

今回は「機能不全家族の特徴」についてまとめました。今、あなたが抱えている生きづらさや子育ての悩みは機能不全家族で育ったことによる影響かもしれません。

その生きづらさを解消するためには、自分の悩み、苦しみはどこから来ているのか理解することが必要です。

そのためには、「自分を知ること」がなによりも大切です。まずは自分に合った方法で、自分の子育てにおけるやり方を探しみてくださいね。

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虐待問題を解決するための事業を運営している、株式会社RASHISAが主催するイベントです。7/6はリディラバ代表安部さんをお招き。
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場所:オンライン(申し込みした方に参加URLをお送りします)
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URL:https://rashisa-session01.peatix.com/

この記事を書いた人

ichito

4人の子供達と旦那との日常、エッセイ、創作小説などを書いています。機能不全家族育ち。長男の発達についても。書くことと読むことが大好きなライター。誰かの心に残るお仕事がしたいです。