正しい椅子の座り方って?長引くリモートワークをラクにする座り方の4ポイント

コロナで一気に広がったリモートワーク。
今年から、リモートワークを始めました。という方も多いのではないでしょうか。

「出勤しなくて楽チン!」という声もあれば、
「家で仕事すると集中力が続かない…。」とう悩みの声も多いようです。

「どうしたら集中力が続くの?」
そのヒントは、実は「姿勢」にあるんです!
集中力と姿勢は、密接に関わっていて、パフォーマンスにも影響します。

今回は、正しい座り方とデスクワークで理想的な姿勢について解説します。

正しい座り方で押さえておくべき4つのポイント

下記では、正しい座り方で押さえておくべき4つのポイントを紹介します。

1.良い姿勢で座るための秘訣は”骨盤”にあり

良い姿勢で座るためには、骨盤の角度がとても大切です。
骨盤の角度が、姿勢を作っていると言っても過言ではありません。

小学生の頃、棒などを背中に入れて、背筋を伸ばして座る訓練をしたという方もいるのではないでしょうか。しかし、良い姿勢を保つためには、背骨をまっすぐにすることよりも、骨盤を立てて座ることのほうが重要です。

2.立っている時より、座っている時の方が腰は疲れている

良い姿勢で座ることができると、身体への負担が少なくなり、長時間座っていても疲労感を感じにくくなります。

集中力を高めるには、姿勢を正すのが近道です。

「立っている時よりも、座っている時の方が楽に感じる」という方がほとんどではないでしょうか。
ただ実際は、立っているときよりも座っている時のほうが、腰(腰椎)への負担が1.4倍かかっていることが明らかにされています。

座ると、骨盤が後傾してしまい、椎間板などへの負担となってしまっています。また、この状態が長時間続くと、背骨のアーチが崩れてしまい、背骨周りの筋肉(広背筋や僧帽筋、脊柱起立筋)や関節(肩や腰)などへの疲労感として身体に現れます。

このように、座っている時の姿勢は腰への負担を大きくし、現れた疲労感はデスクワークのパフォーマンスを下げてしまう可能性が高いです。

3.丹田を意識して、正しい座り方を習得!

良い姿勢をとるうえで大切なのは、日本古来からある丹田(たんでん)です。

丹田とは、へその下3寸の位置にあります。この丹田の位置をコントロールし姿勢を正す方法をセンタリング技法といい、良い姿勢で座るためには欠かせません。

丹田に力が入った状態で座るためには下記手順がおすすめです。

  1. 脚を肩幅よりも広げて椅子にできるだけ深く座る
  2. 胸を張って顎を引き反り腰にして骨盤を立てる
  3. へその下あたりに最も力が入るように上半身を調整する

このような姿勢をすることで、腰や肩への負担が軽減され、丹田に最も力がいはいるため集中力が高まります。結果的にデスクワークのパフォーマンスも高まります。

4.座り方は習慣になる

1日に何時間座っていますか?日常的な椅子の座り方は習慣になります。

日本人の成人が平日に座っている時間は、1日で平均420分=7時間という結果が明らかになっています。

およそ1日の3分の1の時間は、座っていると考えると、やはりちゃんと見直したいもの。健康的側面からいえば、「Sitting is smoking(座っていることは喫煙と同じくらい有害)」ということが欧米では言われていて、近年ではスタンディング・デスクなども増えています。

ただ、スタンディング・デスクを準備するにはお金も手間もかかりますよね。

まずは、日常的な座り方を見直すことで、良い姿勢が習慣化され、溜まりやすかった疲労感やパフォーマンスを改善していくのはいかがでしょうか。

まとめ

椅子の正しい座り方の大切なポイントは骨盤にあります。
骨盤の向きによって、腰への負担の大きさが変化し、疲労感も違ってきます。

疲労感少なく、パフォーマンスを高くするためには、良い姿勢で座ることが最も大切です。

習慣化しやすい座り方。
毎日のデスクワークスを少しラクにするために、正しい座り方を心がけてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

後藤晃一

◉名前
後藤晃一

◉所属
CoGno 代表
株式会社RASHISA
NPO法人スポーツコーチング・イニシアチブ
NPO法人Compassion

◉出身
岐阜県

◉経歴
東海大学体育学部競技スポーツ学科
東海大学体育学研究科体育学専攻
大学生弓道部メンタルトレーニングコーチ
中学生野球チームメンタルトレーニングコーチ
Association for Applied Sport Psychology
日本スポーツ心理学会

◉趣味・特技
ボディメイキング(フィジーク)
スポーツ全般(サッカー・テニスetc...)
アウトドアスポーツ(スキー・ラフティングetc...)

◉自己紹介文
「人の可能性が高まる社会へ」という想いで「競争を競創へ」というコンセプトのもと、スポーツ&パフォーマンス心理学の知見を活かした活動をしています。
研究テーマとしては「マインドセット」で人が可能性を高められる考え方をいかに育むのかを科学的な方法で開発中。